許してあげる

つも、どっかから止まってた

 

別れた後は、出会った時から
終わった時は、始まる時から
失った時は、在った時から

 

止まってた。
いつも、どっかから止まってた

 

それで、辿って辿って、
辿って行ったら、
ずっと昔から止まってた

 

昔から止まってるから、
時間が流れることは
大切な、確かにそこにあった時間から、
離れていくだけって、
感覚がずっとしてた

 

なんで時間は流れていくの?
この瞬間も失われてってさぁ、
どんどん離れて、流れてさ。

 

あったやん
あったよな?
あったのに、無いって、何なん?
こんなに覚えてるよ。なのに無いって、
どういうことなん??
今無いって、じゃあ、あったって、なんなん。

 

忘れたくないのに、
人は、忘れていっちゃうし

 

全部抱きしめてたいのに、
腕の隙間指の隙間から
こぼれていっちゃうし

 

永遠なんかないってこと。
とっくに気付いてるけど。


止まった時間に永遠の影を求めて、
生きてきてしまったから。

  

そうしたら”今”が、
どんどん薄くなるんだよ。

 

どっかで、断ち切る強さがあれば
どっかで、許せる自分が居たら
どっかで、ちゃんと傷つくことを選べたら

 

ちゃんと”今”に居て
生きてこれたのかも

 

 

忘れたくない自分だらけで
思い出したくない自分だらけになってた

 

いつも
どの自分を思い出しても
無いものを想ってばかりいた

 

そうやって生きてる自分がすごく嫌だった
忘れていく自分も、忘れたくない自分も
でもどうしたらいいのかわからない

 

もちろんいろんなことがあったけど、
失う、って感覚にとらわれすぎて
大切に思うのが怖かった

 

忘れなかったらずっと
存在するって、よく聞く言葉。
私もそう思ったけど、うまく出来なかった
忘れていくことを許せなかった

 

本当は、一緒に居たかった
本当は、すごく大切だった
本当は、大好きだった 
本当は、悲しかった
本当は、表したかった
本当は、分かってほしかった
本当は、守りたかった
本当は、

 

本当は、ちゃんと色々在った
本当は、想われてた
本当は、無くしてなかった
本当は、頑張りたかった

 

考えても無駄なことだとか
悲観的だとか歪んでるとか
色々言われたけれど
考えないわけにはいかなかった

 

そんな風に生きて、
どっかで、自分が大切にしてるはずの
時間を薄くのばして使って
時間に意味を持たせないようにしてることも
気付いてたし

 

そうすることで自分を守ってたことも
あの痛みも苦しみも全部、
自分がこれ以上傷つきたく無いための
ものだってことも全部、
気付いてたよ

 

それが自分だったよ。
そうして、もう23歳になっちゃった。
もうすぐ24歳だよ。

 

でも、もう許そう。
そんな自分も全部。

 

10歳の時に終わってしまったこと
閉じてしまった箱。
もう何も入れられない

 

10歳のわたしは聞いた
「それだったら、この箱の隣に居てもいい?
 あったかいから。」

お母さんじゃないけど、お母さんみたいな人が言った。

「置いて行かなくちゃいけない。
 流れるから、離れていくよ。」

 

だから急いで幸せをかき集めた
その幸せは、もう増えないから。
無くさぬよう、肌身離さず持ってたい。

 

でも流されて、砂みたいで、水みたいで
こぼれていっちゃうの、必死だったね。


感受性という言葉を使っていいなら、
大事すぎたんだね。
もういいよ、と言ってあげたい。

 

大事だったって気持ちをわかってあげたい
みんな笑ってた時間があったこと
大好きだったんだよね。
一緒に居たかったんだよね
理解したくなかったんだよね
理解しようと頑張ったんだよね
大人にならなきゃって
元気で居なきゃって
本当は泣きたかったんだよね
でも本当の本当は笑ってたかったんだよね、みんなで

叶わなかったのは、あなたのせいじゃ無いよ
ちゃんと悲しんであげられなくてごめんね
頑張って忘れないよう居てくれてありがと
でももう戻らない、諦めよう
もう責めなくていいよ、許してあげる

 

 

お姉ちゃんの小さい頃のアルバムが
机の上に出されてたからみた今日。

 

小さい頃のわたし
家族
わたしが大好きだった家族が
笑ってて
わたしも笑ってた

 

もっと辛い人は居るけど
弱いわたしは全力で辛かった
でももう、許します。

ずっと生きてきてくれた自分のためにも。
新しい、大切な時間を

 

ずっと生きてきてくれた自分のためにも
幸せを

 

ずっと生きてきてくれた自分のために
生きよっか

 

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